日頃から学習塾の講師をやっていると伝えると、「時間がなくて大変でしょう?」と言われます。
こんな経験がある方はおりませんか?
塾講師でなくとも、普段から「時間が足りない」が口癖のようになってはいませんか?
過去の私もそうでした。
塾講師として日中はイベントなどの企画、夜は授業。
授業が終わって帰ってくると0時近く。
こんな日々が続き、「本当に時間が足りない」と感じていました。
ですが、自分の行動を見つめ直し時間にゆとりを持てるようになりました。
この記事を読むことで、時間の使い方がわかり、仕事の効率化・プライベートの時間の充実化ができます。
目次
塾講師の仕事
塾講師の仕事は、大きく分けて2つあります。
日中の仕事は、通常の会社員と同じく講習会や各種イベントの企画立案、教材選定などを行います。
このときに数値の集計や広告の準備などを進めて行きます。
夕方からは担当の教室に移動し、授業を行います。
勤務時間内だけを見るとこれだけなのですが、そこに加え、授業後に生徒・保護者を交えた面談や事務処理があります。
また、日曜日には中学生・高校生のテスト前のテスト対策や受験生用の講習会もあります。
日中の仕事が授業までに終わらなかったり、帰るのが遅くなったり、日曜日がなくなったりすることが時間が足りないと感じる所以です。
そして、授業をするためにも授業の準備が必要です。
勤務をする日は仕事と授業をし、休みのときには授業の準備をする…
「プライベートなんてどこにあるんだ❗️」と言った感じですね。
自身の例を紹介
私も例に漏れず、「時間がない❗」と嘆いた人間です。
当時ですとこんな感じでした。
特に高校生は上位の高校のクラスが担当だったので、いくら準備してもし足りない、緊張と不安の連続でした。
授業の準備に関しても、教室に行ってからの空き時間も授業の準備に当ててしまう負のスパイラル…
大変迷惑をかけたと思います。
しかしながら、来る日も来る日も授業の準備と給与計算の日々を脱却することはできませんでした。
時間がない人の改善方法:仕事編
では、どうやって改善して行ったのかご紹介します。
大きく分けるとこの二つだけです。
仕事に優先順位をつける
まずは仕事を種別に分けて見ることにしました。
その日の内に必ず終わらせることについては忘れずに最優先で行うべきことなので、デスクに着き、まず最初に紙などに書き出します。
これをこなしたら斜線で消していくようなイメージです。
実は書き出したら分かるのですが、その日に絶対やることって案外少ないものです。
時期によって行うものについては、初年度は勝手が分からず辛いのですが、毎年のことであれば上司や先輩にやり方を聞くことで解決します。
上司から突発的に振られることが一番厄介です。
時間を奪われる最大の原因は「やり直し」です。
一通りこなしたけれど、上司の求めるものではなく、1からやり直した。
こんな経験がありませんか?
これを回避する方法は「全体像を上司共有して方向性を揃えておく」です。
全体像を共有することで、最初からやり直すということを極端に減らすことができます。
勤務日には授業の準備をしない
焦って準備をしても、授業の質は上がらないし、何より授業合間に準備すると生徒や教室と向かい合う時間が減ってしまいます。
であれば、ちゃんと時間をとって落ち着いて準備するべきです。
オススメなのは日曜日以外の休みにまとめて準備をすることです。
日曜日に授業の準備をしようと決めて準備をしていくと、テスト対策やイベントで出勤するとなった際に崩れます。
日曜日以外の休みに授業の準備をすることで、納得行くまで準備できますし、なにより授業の予定を立てやすくなります。
そして、教室では生徒と触れる時間を圧倒的に増やした方がいいです。
授業外でのコミュニケーションこそ色んなことを聞けるチャンスなので。
時間がない人の改善方法:プライベート編
プライベートで時間を確保する方法ですが、次のことを心がけます。
休みの日こそ早起きする
プライベートの時間を最も簡単増やす方法は活動時間を増やすことです。
活動時間を増やすことで、授業の準備が終わった段階で自由時間を増やすことができ、後は何をしようが自由です。
オススメなのは、午前中に授業の準備をやりきってしまうこと。
自身も朝8:00~11:00時間で授業の準備をすることを心がけています。
この間に洗濯機やらを回しておくと大分効率的です。
また、また朝早くから活動することを習慣にすると講習会などで朝早くから出勤することも苦ではなくなります。
授業の準備以外に仕事を持ち帰らない
仕事を持ち帰っても実はいいことがありません。
会社のパソコンでしかできない情報があったり、上司に聞かなければわからないことがあったりするためです。
であれば、いっそのこと、休みは休みとして満喫して勤務日に一気に片付けてしまいましょう。
日曜日は何をしても良い日にする
平日授業の準備や普段の勤務を頑張ったご褒美ではないですが、日曜日は何をしてもいい日と決めてしまいす。
昼近くまで寝ることや、趣味に没頭するなど自由です。
自身は家族との時間を大切にしています。
一緒に出掛けたり、いろんなお店に行ったり、充実しています。
もちろん、講習会やイベントなどで日曜日に出勤になることもありますが、元々授業の準備や消化しなければいけない仕事を日曜日にはしないので苦にはなりません。
まとめ
いかがでしょうか?
塾講師の仕事をしていても、時間のやりくりの仕方でずいぶん楽になるのではないでしょうか?
もちろん、活動時間の限界や体力など個人差があるので、ご自身で調節してほしいところではあります。
「こんな会社・部署はブラックだ」と嘆く前に時間を作ってはみませんか?
私は自分の時間をしっかり確保して、恋愛・趣味・キャリア・家族のために時間を使えるようになりました。
みなさんがご自身の心と体調を万全に出来るように願っています。
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