みなさんはシフォンケーキはお好きでしょうか?
シフォンケーキの優しい口当たりとふわふわした食感がたまらなく美味しいですよね!
そんなシフォンケーキを自分でも作ってみたい!と考えるかたは少なくないと思います。
私も妻が「シフォンケーキを食べたい!」という希望を出してくれたことがきっかけでシフォンケーキ作りを始めました。
でも、いざ作ってみると底上げや腰折れ、膨らまない…etc
中々納得いかない出来になってしまうのではないでしょうか。
私も始めは底上げや膨らまない出来の連続でめげそうでした。
型を温めたり、卵黄やメレンゲの扱い方を変えたり、配合を整えたり色々試してようやく失敗しない方法を発見しました。
今回は、絶対に失敗しないシフォンケーキの作り方のすべての工程を紹介します。
この記事を読むと、しっかりとシフォンケーキの作り方がわかり、絶対に失敗しなくなります。
シフォンケーキを作る前に
材料などを紹介する前に、シフォンケーキを作るには専用の型が必要です。
紙のものでも、アルミ製のものでも型を用意してください。
トール型でなく通常のもので十分です。
その他あると便利なものはこちらにまとめています。
シフォンケーキの材料と手順

卵黄生地

オーブン内がフラットの場合、図のように網の下にココットを置き、型の下にも熱が入りやすくしておきます。
型の下まで熱が入らないと底上げの原因になりやすいです。

卵黄と卵白を分けておきます。
ここで、卵白の中に卵黄が入らないように注意してください。
卵白に卵黄が少しでも入ってしまうとメレンゲがたてられなくなります。
卵黄側に卵白が少し入ってしまう分は問題はありません。

卵白は使う時まで冷蔵庫で冷やしておきます。

砂糖を卵黄に加えて、高速で泡立てていきます。
湯煎などせず、室温で白っぽくモタッとするまで泡立ててください。
5分くらいでいい感じの生地になります。

泡立てた様子がこんな感じ。
卵黄だけでも結構モタッして生地がひらひら落ちる感じになります。

キャノーラ油を4回に分けて加えます。
目分量で大丈夫です。
加えるたびにキャノーラ油がなじむまで高速で泡立ててください。

キャノーラ油を加えたあとの様子です。
つやつやしていますが、キャノーラ油の塊は見えません。
このような状態にしておくと、次の牛乳が加えやすいです。

牛乳を同様に4回に分けて加えます。
その都度高速で泡立ててください。
一回一回しっかりと全体がなじむように泡立てます。

最後の一回を加えるときに、バニラエッセンスを加えて泡立てます。

牛乳まで加えて泡立てた様子がこんな感じです。

小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるいながら加えます。

泡だて器を使って粉っぽさがなくなり、どっしりと重くなるまでかき混ぜます。
ここでグルテンを発生させることで腰折れを防ぎます。
ガンガン高速で混ぜていってください!
途中で重くなるのを感じることができます。

泡だて器を上げるとトロトロと生地がゆっくり落ちる感じになります。
メレンゲ

冷蔵庫から卵白を取り出し、高速で泡立てます。
合計で3回に分けて砂糖を加えます。
※ ハンドミキサーの羽を卵黄生地から使う場合、必ず一度洗って下さい!
卵黄生地・水気をよく切っておかないとメレンゲが作れません。

ゆるく泡立てたら1回目の砂糖を加えさらに泡立てます。

このあたりで2回目の砂糖を加えてさらに泡立てます。

3回目の砂糖を加えて角がピンと立つまで泡立てます。

角が立つくらいまで泡立てたメレンゲです。
メレンゲの力で膨らむので、しっかり泡立ててください。
生地を合わせて焼成
卵黄生地とメレンゲを合わせる前にオーブンを170℃に予熱し始めて下さい。

メレンゲの1/3ほどをとり、卵黄生地に加えて思いっきりかき混ぜます。
この際にメレンゲがつぶれてしまうのは、問題ありません。
メレンゲが見えなくなるまでかき混ぜてください。

2回目は残ったメレンゲの半分を加え、メレンゲをつぶさないように優しく混ぜます。
飽きるように混ぜていくと混ぜやすいです。
多少メレンゲの白い部分が残っている状態で3回目のメレンゲを加えます。

残りのメレンゲを加えて同様に混ぜます。
ある程度メレンゲの白い部分が見えなくなるまで混ぜてください。
混ぜ過ぎは厳禁で、メレンゲがつぶれてしまうので注意してください。

シフォンケーキの型に生地を流し込みます。
高さはあまり気にしないで大丈夫で、むしろ生地が断続的に流れるようにして入れていきます。
型を回すと全体にいきわたらせやすいです。

生地を入れたら、少しゆすって上の部分をきれいにします。

竹ぐしなどを使って方に沿ってぐるぐる回すことで、中の気泡を抜いていきます。

170℃に予熱したオーブンで37分焼いていきます。

途中、膨らんで上部が焦げそうであればアルミを敷いて焦げるのをふせいでください。

焼きあがったら型を逆さにして置き2時間ほど冷まします。
シフォンケーキの外し方

冷めたら、側面にナイフや包丁を入れて外します。
包丁を動かすのではなく、型を回すと、ずれずに外せます。

底をコップなどで押して側面を外します。

ナイフや包丁を底に入れて、型を回して一周させます。
一周したら、逆さにしてお皿に移します。
完成!いざ実食!

無事完成しました!
底上げ腰折れなしのきれいなシフォンケーキの出来上がりです。
いろんな作り方を見てみるとサラダ油や米油でなければNGみたいなものもありますが、キャノーラ油でも問題なくできるので、普段使いの油の延長で大丈夫ですね。
さて、切ってきます。
「シュワッ」
包丁を入れた瞬間にこんな音が聞こえました。
これは期待大です。

断面はきれいに、適度に気泡が入って柔らかい口当たりになっています。
優しい甘さとふんわりさ加減が最高の出来です。
生クリームを添えたり、キャラメルソースをかけたり、プレーンのシフォンケーキは付け合わせのバリエーションが沢山あるので飽きません。
自分で作れるとまた美味しさも一塩です!
ぜひお試しください!
新しいフレーバーのシフォンケーキも作ってみました。
作り方を紹介していますので、ぜひご確認ください。
また、オンラインで料理教室に参加できるサービスもあるようです。
スイーツを始め、様々な料理教室を体験することができます。
気軽に教わるのも楽しいと思います。
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